
「息子や娘に、結婚する気がないみたいで」。親御様から、よくいただくご相談です。
昔は20代で結婚するのが当たり前という時代もありましたが、いまは平均初婚年齢も男性で31歳前後と、ずいぶん上がりました。働き方や楽しみ方が増え、結婚は「いくつもある選択肢のひとつ」になっています。
それでも、「自分たちがいなくなったあと、この子は一人で大丈夫だろうか」と心配になるのが親心です。お子様に結婚の話をするときのコツを、5つお伝えします。
- 安心を伝えるお金や生活の不安をやわらげる
- 本音を伝える上から目線ではなく、正直に
- 並んで話すテレビや車の中で、さりげなく
- 気持ちを確かめる逃げ道を残して、やわらかく
- 責めない家族会議それぞれの将来を話す場に
1. 「受け入れる準備はできているよ」と伝える
結婚に踏み出せない理由のひとつに、お金や生活への不安があります。「結婚式の費用は用意してあるよ」「生活のことも、できることは手伝うからね」と、安心できる材料を伝えてあげてください。
大げさに話す必要はありません。普段の会話の中で、お母様が何気なく話すくらいがちょうどいいのです。「自分だけが背負う問題じゃないんだ」と感じてもらえることが、最初の一歩になります。
2. 親の本音を、上から目線でなく伝える
同じ「結婚してほしい」でも、お父様とお母様では理由が違うことがよくあります。お父様は家や跡継ぎのこと、お母様は毎日の食事や家事のこと。
その本音を、「結婚しなさい」ではなく、「お父さんは、こういうところが心配なんだ」と、正直に話してみてください。お子様も、親に幸せでいてほしいと思っています。本音が伝わると、自分から動き出すこともあります。
うまくいかない話し方
- 向かい合って、目を見て切り出す
- 「結婚はどうするんだ」と問い詰める
- 親の希望を先に並べる
うまくいく話し方
- 並んで、同じ方向を向いて話す
- 「どうしたいと思ってる?」と逃げ道を残す
- 先に、親の本音を正直に伝える
3. 向かい合わず、並んで話す
大切な話ほど、向かい合って目を見て話したくなります。でも結婚の話は、並んで、同じ方向を向いて話すほうがうまくいきます。
話しやすいタイミング
- 一緒にテレビを見ているとき、ひとりごとのように
- 買い物に行く車の中で
- 台所に立ちながら、背中越しに
4. 本人の気持ちを、確かめる
親御様がどれだけ望んでも、ご本人に「結婚したくない理由」があることもあります。そこを確かめずに進めると、的外れな方向に行ってしまいます。
聞き方も大切です。「どうなんだ」と問い詰めるのではなく、「どうしたいと思ってる?」と、逃げ道を残してやわらかく聞いてください。
親だと、どうしても肩に力が入ってしまうものです。そんなときは、結婚に前向きな第三者に聞いてもらうのもひとつの方法です。たとえば、結婚しているごきょうだいや親戚の方。親戚の集まりなどで、さりげなく聞いてもらうと、本音に近い話が聞けることがあります。
5. 責めない「家族会議」をひらく
家族会議といっても、お子様を責める場ではありません。お父様は何歳まで働きたいか、お母様はこれから何をしたいか、ごきょうだいは仕事をどうしたいか。家族みんなが、それぞれの将来を話す時間です。
お茶とお菓子を用意して、リラックスして話せるといいですね。その中で、お子様の気持ちも自然に聞けるかもしれません。

どのコツにも共通するのは、怖い雰囲気にしないことです。日常の会話のように、和やかに。それでも難しいときは、私たちにご相談ください。
まとめ
- 安心できる材料を、何気なく伝える
- 本音は正直に、でも上から目線にならずに
- 向かい合わず、並んで話す
- 逃げ道を残して、気持ちを確かめる
- 家族会議は、責める場ではなく未来を話す場に
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